電気自動車(EV)には従来の自動車で熱源だったエンジン熱がなくなり、新たな熱源として「電熱ヒーター」が活躍します。
中日電熱は創業以来50年以上、電熱ヒーターに特化した開発・製造を行ってきました。炊飯器・コーヒーメーカー・ストーブ・温水便座・自販機など様々な電化製品や、寒冷地仕様の自動車の熱源としても活躍している実績があります。
そんな長年の開発ノウハウを活かし、「あたたかい未来」を共創できるパートナーを探しています。
たとえば
中日電熱だったらこんなことも
実現できる!?かも知れません。

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詳細な技術紹介へリンクします

駐車中の
サイドブレーキの
凍結を防止

遠赤外線ヒーターで
身体の芯から
ポカポカに

スキーの帰り道も
家に着くまでに
スッキリ乾燥

冬場の冷たい
ハンドルも
瞬時にポカポカに

車載コーヒーマシンで
朝から淹れたての
コーヒーが楽しめる

充電と同時に融雪
雪の日の外出も
すぐに出発できる






低温環境下におけるパフォーマンス低下を抑制
バッテリー加温ヒーター
寒冷地及び冬期低温環境下において、バッテリーは著しく能力の低下が生じます。
駐車・充電時において、充電効率の低下もしくは充電が出来ない現象に至ります。
バッテリー加温ヒーターは、低温環境下においてもバッテリー本来の能力を損なうことなく、最適な温度に加温するヒーターです。

効果
- 充電容量低下防止
搭載パーツ
- バッテリー
機能説明動画
あらゆる形状に合わせて防曇・防凍効果を発揮
透明導電膜ヒーター
自動車にはより安全性を確保為べく様々な装置が搭載されています。
衝突防止・自動運転等を確実に動作させる為のカメラ・各種センサーが多数設置され外部情報を迅速かつ正確に捉えINPUTする必要があります。
主に寒冷地における雪・凍結・曇り等によるカメラ・各種センサーがこれらによって阻害され、各安全装置が機能しなくなる恐れがあります。
透明導電膜ヒーターは、フィルム状で高透過率を維持し面状にて加熱可能なヒーターで融雪・融氷・防曇等、外部情報を阻害する要因を除去することが可能です。


搭載パーツ
-
車外カメラ
-
ヘッドランプ
-
ドアミラー
透明導電膜各仕様
種類 | 材質 | シート抵抗 | 透過率 | 昇温速度 | 耐久性 |
---|---|---|---|---|---|
CNT-PSS導電膜※ | CNT
(Carbon NanoTube) |
◎
100 Ω/□ |
◎
Max 90% |
◎
即暖 |
◎
高耐久 |
PEDOT-PSS導電膜 | PEDOT
(3,4 エチレンジオキシチオフェン) |
○
①150 Ω/□ ②200 Ω/□ |
○
Max 85% |
○
緩暖 |
○
屈曲性強 |
※ CNT-PSS透明導電膜は、早稲田大学 理工学術院 野田優教授との共同研究により開発しています。
通電テスト
(CNT-PSS 透明導電膜ヒーター)
実験概要
以下のような試験治具を用意し、「曇り状態」および「凍結状態」から通電させて解消するまでの様子を実験した。
試験治具設置状況
① CNT-PSS 透明導電膜ヒーター 透過率 90%
② ポリカーボネート(t2.0mm)へ貼付
③ NEION MHM-FWD25(アクリル系粘着剤 t25μm)使用
④ 裏面へ熱電対(Ktype)を貼付

曇り状態 通電テスト


凍結状態 通電テスト


実験動画
航続距離の向上と乗員の快適性に貢献
クーラントヒーター
電気自動車(EV)はエンジンの廃熱が利用できず、冷暖房時における駆動用バッテリーの消費量が増加することで航続距離の低下につながることが課題になっていました。弊社は電熱ヒーターの開発・製造を行ってきたノウハウを生かし、高効率のクーラントヒーターを開発することで、航続距離の延長と乗員の快適性に貢献することができます。

効果
- 航続距離の向上
- 充電容量の低下防止
- 最適な熱制御と快適性の提供
活用事例
- フロントガラス
- バッテリー
- 暖房



省電力・クリーンで目的の部位にぬくもりを
遠赤外線輻射ヒーター
遠赤外線輻射ヒーターは、空間(空気)を暖めることなく、直接対象の部位を暖めることができるため、省エネ効果が期待できます。また、遠赤外線の波長のなかでも8μm~14μmの育成光線により、身体の内側から暖かさを感じることができます。

効果
- クリーン|輻射熱によるぬくもり
- 省電力|直接暖かさを届ける
- 安らぎ感|お日様のような暖かさ
活用事例
- ダッシュボード下
- 足元
DEMO機仕様
定格:DC15V(ヒーター:40W)
サイズ:W301mm ✕ H80mm ✕ D10m
温度コントロール(周囲温度8℃時の設定)
モード | 距離 | 設定温度 |
---|---|---|
Ⅰ | 0cm 〜 2cm 時 | 弱:60℃ / 強:60℃ |
Ⅱ | 2cm 〜 5cm 時 | 弱:70℃ / 強:80℃ |
Ⅲ | 5cm 〜 20cm 時 | 弱:90℃ / 強:90℃ |
Ⅳ | 20cm 以上時 | 電源OFF |

実車搭載検証
検証条件
場所 : 新潟県
時期:2024年1月下旬



サーモグラフィーにて各部温度変化を検証 ※エアコンはOFF状態


実験動画
多用途に利用できる高効率な加熱装置
PTC エアヒーター
PTCエアヒーターは、電気自動車に搭載される高効率な加熱装置で、快適な車内温度を提供します。PTC素材を利用したヒーターは急速加熱、省エネ、長寿命といった特長を持ち、冬季や異常気象下でも安定した暖房性能を発揮します。また、コンパクトな一体型設計で設置が容易なため、スペース効率にも優れています。
さらに、車両暖房だけでなく、家庭用ヒーターなど多用途に対応できる点も魅力です。
PTCエアヒーターは環境保護や快適性、安全性の向上に貢献する最新技術であり、電気自動車普及を支える重要な部品です。

効果
- 急速加熱・省エネ
- 長寿命設計
- 小型・軽量構造
- 多用途利用可能
活用事例
- フロント・リアデフロスター
- フロアヒーター
- バッテリー
- 暖房



薄くて曲げられる柔軟性が高いヒーター
ポリイミドヒーター
ポリイミドヒーターは特に熱応答が早く、熱効率が高いため、急速加熱や冷却が求められる用途に最適です。さらに、ポリイミドヒーターは薄くて曲げられる特長があり、装置のスペース効率を大幅に改善、用途に応じたカスタムデザインができるなど柔軟性に優れています。
その他の特徴として、エッチング技術により形成された発熱回路は、部分的に熱密度を変えることができ、これにより独自の熱分布を設計することが可能です。
弊社のポリイミドヒーターは信頼性が高く、既に多くの実績を重ねており、その性能の高さが広く認められています。

効果
- 急速加熱
- 防曇
- 結露防止
- 多用途利用可能
活用事例
- シートヒーター
- バッテリー
- 充電口
用途例
- バッテリーパックヒーター
- 電気自動車充電口カバーヒーター
- バッテリー充電ステーションヒーター
- 水素燃料電池エンドセルヒーター
- バッテリー暴走テスト用ヒーター


